沿革
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日本重症心身障害学会について
1974年(昭和49年)、小林提樹博士の「自分が今までやってきたことを学問として発展させ、また後輩の人々に、自分の今までの経験を伝えていく研究会を作りたい。」という思いを受けた日本医師会会長の武見太郎氏の提案により、重症心身障害児の為の研究会として発足の準備が開始されました。準備会における数回の討議を経て、1975年(昭和50年)3月12日、小林提樹博士を会長に、国立東京第二病院の講堂で、第1回重症心身障害研究会が、部屋いっぱいの参加者で開かれ、重症心身障害研究会の名称で正式に発足しました。1989年(平成元年)より、首都圏以外の人が参加しやすいよう、開催地を全国に拡大しました。1993年(平成5年)11月12日、日本学術会議登録を認められ、年1回開催する「研究大会」を「研究会学術集会」に変更し、1996年(平成8年)、学会の名称を重症心身障害研究会から日本重症心身障害学会に変更しました。当初は医師を主体とした研究団体でしたが、時代の要請とともに看護師、保育士、児童指導員、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、心理士、教員、ご家族などの会員が増加し、研究内容も多岐にわたるようになりました。2012年(平成24年)、学会ウェブサイトが公開されました。
<重症心身障害とは>
昭和42年(1967年)8月、児童福祉法43条の4に、重症心身障害児が「重度の精神薄弱(当時の用語、現在では知的障害と表現)と重度の肢体不自由を重複する児童」と定義され、今日では、重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態を重症心身障害といい、その状態にある小児から成人までを含めて、重症心身障害児・者あるいは重症心身障害児者と表現されております。
【歴代理事長】
氏名 | 在任期間 |
---|---|
小林提樹 | 1975年(昭和50年)10月~1986年(昭和61年)9月 |
大谷藤郎 | 1986年(昭和61年)10月~1989年(平成元年)9月 |
有馬正高 | 1989年(平成元年)10月~2018年(平成30年)9月 |
伊東宗行 | 2018年(平成30年)10月~2022年(令和4年)12月 |
口分田政夫 | 2022年(令和4年)12月~ |